言葉で仕事をつくる、さわらぎ寛子です。
さて、今日も読者の方からいただいた質問(というか悩み相談?)に答えていきます。
フラワーアレンジメントの教室をしています。
自分も教室を持ちながら、講師養成もしています。
質問なのですが、
「講師としてこういう文章を書いた方がいい」という目安というか決まりはありますでしょうか?
私は、自分というよりも、認定講師たちが活躍するためにホームページなども整えていきたいのですが、自分のブログでの発信も気になっています。
講師としてこういう文章はNGというものがあれば教えていただきたいです。
ご質問ありがとうございます。
この方のように認定講師がいる方はもちろん、講師として人の前に立つ方は、やはり文章がしっかり書けている方がいいでしょう。
それが信頼につながりますもんね。
質問に答えて、講師としてのNG文章を5つ挙げてみます。
NG講師5つの文章

- 絵文字・顔文字を使っている
- 上から目線
- 頼りない感じがする
- 専門用語や業界用語が多くわかりにくい
- 人間性が全く見えない
ひとつずつ解説します。
1.絵文字・顔文字を使っている
少なくとも、人に何かを教えている人は、なるべく絵文字・顔文字は使わない方がいいと私は思います。
少しぐらいならまだいいですが、1記事の中に何度も絵文字顔文字が出てくると読みにくいし、子どもっぽいです。
講師になりたてで「素人+α」な感じをわざと出したいならそれもいいかもしれませんが、生徒さんたちに信頼される講師になりたいと思うならば、絵文字・顔文字を使わずに文章が書けるようになってほしいなと思います。
そして、メディアに出たいとか、本を出版したいとか、企業と仕事がしたいということを思っているならば、ブログやSNSの文章も「見られている」という意識で書いた方がいいです。
以前、雑誌の編集の仕事を一時期やっていましたが、メディアの人間は、ブログなどを「信頼できる人か?」という視点で見ています。
絵文字・顔文字だらけの記事を、生徒さんが見たらどう思うか?
メディアの人が、企業の担当者が見たらどう思うか?
一度考えてみてください。
2.上から目線
上から目線の先生に習いたい人はあまり多くない気がします。
そして、上から目線の文章を書いていると、依存体質の人が寄ってくる、というデメリットもあります。
自分の文章が上から目線になっているかどうかは、自分ではあまりわからないものです。
3.頼りない感じがする
かといって、やたらと頼りない文章の人にも何かを習いたいとは思いません。
~かもしれない
ばっかり書いている人だと、
頼りないし、その人のところに行って自分が変われる気がしません。
- 言い切るところはびしっと言い切る、
- 言い切らないとことは言い切らない、
そういう書き分けが大事です。
4.専門用語や業界用語が多くわかりにくい
個人事業主や起業家の方
特に講師業をしている人は、自分と同じような業種で、自分と同じような価値観の人がまわりに多い、という方が多いようです。
そこでは、「仲間内で伝わるコトバ」で会話ができます。
詳しく説明しなくても、相手に伝わります。
でも、一般の人には全く伝わっていない。
そんな言葉で文章を書いている人が非常に多いのです。
いつも同じメンバーで固まりがちな方は、自分が使っている言葉が、一般の(ブログやSNSの読者)に伝わっているのか?
一度見直してみてください。
仲間内にしか伝わらない言葉を使っている人たちの中に、新規のお客様は入りにくいかもしれません。
5.人間性が全く見えない
講師だから正しいことを書かなきゃ!
認定講師たちの見本になるようなことを発信しなきゃ!
と身構えすぎて、正しいことを四角いまま書いている発信では、その人の人間性が見えません。
人間性が見えない発信に、人は興味が持てません。
ただのお役立ち情報なら、誰が発信しても同じなのです。
あなたにはあなたにしか書けないことがある。
辞書みたいな記事になっている人はもったいないです。
以上、講師の文章 NG 例を5つお伝えしました。
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